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クリニックで用いられる噛み合わせの治療方法

このカテゴリでは、歯科医院で行われる噛み合わせ治療の内容について紹介します。

虫歯や歯並びの悪さに比べ、あまり真剣に取り沙汰されていない印象がある「噛み合わせ」。

骨格や歯の生え方といった先天的な原因や歯の治療に際する被せ物の設置ミスなどが原因で、噛み合わせの悪さが常態化している人は数多くいます。噛み合わせの悪い状態を放置してしまうと、顎関節症に進行してしまう可能性があるので注意が必要です。

顎関節症は頭痛や耳鳴り、重い肩や首のこりなどを生み出します。また目や腰の不調など、一見噛み合わせとは関係なさそうな部位にまで悪影響が及び、不定愁訴が全身に拡がってしまうので要注意です。

自覚症状がある人は早めに歯科医へ訪れ、治療することをおすすめします。歯科医で受けられる4つの主な噛み合わせ治療をピックアップしているので、あなたに合った治療法を選択してください。

スプリント

スプリントは、最も広く行われている噛み合わせ治療の一つです。歯に被せておくだけで噛み合わせが原因で引き起こされる、さまざまな不調を緩和するのがスプリントの特徴スプリント治療のメリットやデメリットを詳しく解説しています。

噛み合わせ治療の一つ「スプリント」について詳しく見る>>

咬合調整

噛み合わせの乱れを一部の歯を削ることで調節していくのが、咬合調整です。歯のバランスを整えるメリットがある一方で、一部の医師からは反対する意見も…。どんなデメリットが危惧されるのでしょうか?

噛み合わせ治療の一つ「咬合調整」について詳しく見る>>

歯列矯正

主に口元のコンプレックスを解消する意味で用いられる大人の歯列矯正ですが、噛み合わせを飛躍的に改善する効果があるのもご存知でしょうか。メリット・デメリットと一緒に、歯列矯正が受けられるクリニックを紹介します。

噛み合わせ治療の一つ「歯列矯正」について詳しく見る>>

生活習慣指導

顎関節症を招く原因は顎関節が弱っている以外に、生活習慣が大きく関係してきます。噛み合わせの悪さを増長する生活習慣には、どんなものがあるのでしょうか?あなたの生活習慣とも照らし合わせてみてください。

噛み合わせ治療の一つ「生活習慣指導」について詳しく見る>>

噛み合わせを改善するとどうなる?

噛み合わせの悪さを改善すると、口腔環境の改善や口内機能の向上などさまざまな変化が期待できます。

ものが噛みやすくなる

噛み合わせを改善することで、ものを噛む機能が正常化されます。歯と歯のずれを解消すれば、しっかりと「噛み切る」「すり潰す」「咀嚼する」といった機能が果たせるようになります。 ものが飲み込みやすい大きさに噛み潰せれば、しっかりと味わって食べものが食べられるようになり、胃腸などの消化器官にも負担をかけずに済みます。

アゴとアゴ周りにかかる力が正常化される

ものを噛む時には、歯の下にあるアゴに負荷がかかります。しかし歯並びや噛み合わせがずれていると、特定の部位に集中して力がかかるようになり、アゴの筋肉への負荷が増えたり、偏りが出るおそれがあります。 アゴの筋肉も緊張してしまうので、顎関節症などといったトラブルを招くおそれも。しかし噛み合わせを改善すれば、アゴにかかる負担は均等になり、筋肉の緊張も一定になります。

顎関節症の予防にはもちろん、首周りや頸椎などにかかる力も正常化されるため、アゴとアゴの周りの組織が正常化されます。

肩こりが少なくなる

噛み合わせの悪さからくるトラブルの一つに「肩こり」が挙げられます。肩こりは、悪い姿勢や筋肉の緊張だけが原因ではなく、噛み合わせの悪さからくる体の「歪み」によっても引き起こされます。 噛み合わせが悪いまま放置しておくと、体の重心が乱れて肩に極度の負担がかかるため、肩こりを生じる場合があります。

このような場合、噛み合わせを治療することで重心の位置が正常化し、アゴから首、首から肩へのバランスと、アゴから顔、顔から頭までのバランスが整うため、痛みが軽減しやすくなります。

歯ぎしりや噛みしめが軽減される

上下の歯の距離が近いと、近づいた歯同士が押しあうなどして、「歯ぎしり」や「噛みしめ」につながると考えられていますます。 通常、歯ぎしりや噛みしめはストレスからくるものと言われていますが、噛み合わせの悪さからくるものについては、歯並びや噛み合わせを治すことで改善することができます。

正しい噛み合わせに整えて定着させることで、口の中のコンディションが安定するため、歯の凹凸による歯ぎしりや噛みしめが少なくなると考えられます。 歯ぎしりなどが解消すると、歯のぐらつきや被せ物の破折などを防ぐことができるため、自分の歯を大切に使うことができます。

虫歯や歯周病のリスクが減る

噛み合わせが悪い方の中には、自然と口を開けてしまうクセがつき、「口呼吸」になっている場合があります。口呼吸は口内の乾燥を招き、だ液が乾いて口の中の自浄作用が働きにくくなってしまいます。 乾燥した口内は虫歯菌や歯周病菌の繁殖を招くおそれがあるため、自然に口が閉じられるように噛み合わせを矯正することで、虫歯などのリスクを減らすことができます。

見た目が美しくなる

歯並びを整えたり、噛み合わせを改善することは、口の中の機能を改善し、アゴ・首などの負担を軽減させられるだけではなく、正面や横から見た時の「見た目」にも影響します。 笑った時の美しい口元は、見る人に安心感や清潔感を与えるため、顔の表情全体への評価向上にもつながります。横から見た時にもっとも美しいとされている「Eライン」を手に入れることも可能となります。

歯は上下左右で理想的なバランスがあり、たとえ1本でも歯が失われたり、方向が変わるだけでも、他の歯に大きな影響を及ぼします。 噛み合わせの悪さは、歯から口内、口内からアゴや首、肩など周辺の部位にも影響を及ぼす可能性があるため、見た目の美しさはもちろん「トータルバランス」を考えながら矯正治療を行う必要があります。