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良い?悪い?噛み合わせを自分でチェック

このページでは、噛み合わせのセルフチェック法をまとめています。

セルフチェックで噛み合わせの良し悪しを調べよう

噛み合わせが大切なのはわかっているけれど、自分の噛み合わせが良いのか・悪いのかよくわからない人は多いのではないでしょうか。

歯の噛み合わせが悪いと不快感があるだけでなく、思わぬ体調不良や不定愁訴に繋がる可能性があります。噛み合わせのセルフチェック方法を紹介するので、自分の噛み合わせの状態を調べてみてください。

もしかして噛み合わせが悪い!?セルフチェック表

噛み合わせが不安定なように感じる

咀嚼の際に痛みや違和感を覚える

顎に痛みを感じる

口を開けたり閉めたりする時、音が気になることがある

虫歯治療した歯と、その隣の歯の間に物が詰まりやすい

虫歯などの理由で、失った永久歯がある

治療途中の状態のまま、放置している歯がある

義歯を使用している箇所がある

4~5個以上当てはまるという人は、噛み合わせが悪い可能性が高いので注意が必要です。

正しい噛み合わせとは?

そもそも正しい噛み合わせとはどのようなもの状態なのでしょうか。正しい噛み合わせは7つの条件が重要となってきます。

  1. 口を閉じた時に下の歯が上の歯よりも内側にくる
  2. 上と下の歯それぞれの前歯が中心に揃っている
  3. 上下の歯列がUの字でアーチ状の形状になっている
  4. 口を閉じることに支障がない
  5. 上の前歯2本が最も大きく、下の前歯2本が最も小さい
  6. 上下の奥歯が相互に噛み合っている
  7. 噛みしめた時に上下の前歯の隙間が5ミリ以下

いかがでしょうか?「噛み合わせは悪いみたい…。でもそんなに深刻な問題?」と思う人がいるかもしれません。

しかし、噛み合わせの悪さを放置しておくとやがて身体全体のバランスが狂い、体のあちこちに不調が現れてきます。症状の重い人は全身が強張り、仕事にも支障をきたしてしまうほど。出口の見えない不定愁訴に悩まされ、うつ症状を併発してしまうケースもあります。噛み合わせを甘く見ることは禁物なのです。

セルフチェックの結果が思わしくなかった場合は放置せず、きちんと歯科医を受診するようにしてください。

悪い噛み合わせとは?

「歯並びが悪い」「噛み合わせが悪い」といった言葉はよく耳にしますが、悪い噛み合わせにもいくつか種類があります。悪い噛み合わせをそのまま放置しておくと、口の中の細菌が増殖しやすくなり、最悪の場合誤嚥性肺炎や心臓血管系の病気に発展してしまうことも…。

参考:(PDF)「口腔と全身の健康の関係」財団法人8020推進財団[pdf]

また、公益社団法人「日本臨床矯正歯科医会」がおこなった意識調査によると、矯正歯科治療をおこなった患者のうち、71%が「食べ物がよく噛めるようになった」、46%が「虫歯になりにくくなった」、42%が「発音しやすくなった」と答えており、悪い噛み合わせを改善することでさまざまメリットを享受することができるでしょう。

そのほかにも、噛み合わせが改善することにより、肩こりや頭痛、顎関節症など口の周辺に発生していた悪影響も約20%の人が「改善した」と答えています。今現在、噛み合わせが悪くて悩んでいる人は、できるだけ早めに噛み合わせ治療を開始することをおすすめします。

参考:2009年6月〜9月実施「11月8日『いい歯の日』矯正歯科治療患者意識調査」公益社団法人日本臨床矯正歯科医会

以下に、悪い噛み合わせの代表例をいくつか紹介してみたので、もし心当たりのある人は矯正を検討してみましょう。

上顎前突(出っ歯)

上顎が下顎よりもかなり大きく、歯が前に突き出ている状態です。また、上顎の発達は正常であっても、下顎が小さい場合にも出っ歯となります。基準としては、上前歯が下前歯に区比べて8mm以上出ているのであれば出っ歯といえるでしょう。

反対咬合(こうごう)

出っ歯とは逆に、下の前歯が上の前歯より前に出ている状態のことを指します。「受け口」と呼ばれることもある状態です。

開咬

奥歯はしっかりと隙間なく噛み合っているにもかかわらず、常に前歯が開いている状態です。発音がうまくできない、食事のときに咀嚼しづらいといったデメリットがあります。幼少期におしゃぶりの癖があったり、舌を前歯に押し当てる癖があったりする人がよくなります。

叢生(そうせい)

簡単に言えば歯並びがジグザグ、デコボコの状態です。一般的に「歯並びが悪い」と言えばこの状態を指す人も多いでしょう。歯並びのデコボコ具合は人によって異なりますが、八重歯や乱杭歯も叢生の一種です。

過剰咬合

過剰咬合とは、その名の通り「歯が噛み合い過ぎた状態」を指します。上の前歯が下の前歯をほぼ覆ってしまうほど深く噛み合っており、人によっては下前歯が上の歯肉部分に当たるほど食い込んでしまいこともあります。

上下顎前突

上の顎だけでなく下の顎も前に出ている状態です。このタイプは横から見ると口全体が前に突き出たような形となります。

空隙歯列

一般的に「すきっ歯」と呼ばれる状態です。通常、歯と歯の間に隙間はなくぴったり横並びになっていますが、空隙歯列では歯と歯の間に6mm以上の隙間ができてしまいます。この状態は歯の数が不足しているときに発生しやすいのが特徴です。

切端咬合

通常は上の前歯が下の前歯より少しだけ前に出ていますが、切端咬合の場合、歯を閉じたときに上の前歯と下の前歯が重なることなくかっちりとぶつかります。

交叉咬合

上の歯の一部が下の歯よりも舌側に位置している状態です。顔が左右非対称の骨格の場合に起こりやすい噛み合わせです。